私たちの心には「誰かの心」が必要です。

つらい心は「誰かの心」を必要とします。

真剣に関心を向け、理解しようとする、根気強い「誰かの心」です。

 

「誰かの心」との生きた交流があって初めて、私たちは情緒を伴った心の理解をしみじみと共有することができます。

その経験が心を育んでいきます。

育まれた心は、自分を想い、誰かを想い、尊重し合う関係の中でお互いの自在を生き始めます。

 

一方。

誰かの心に想われる経験に恵まれない時、私たちの心は喪われたり、育ちがくじけたり、懸命にもがけばもがくほど思わぬところへ向かったりします。

そのような心は表層的な空虚さやとらわれやこだわりなどの生きづらさを抱え暗中を歩みます。

 

でも。

適切な関係の中で必要な経験を得て、不適切な関係の中で含み込んでしまった不必要な体験を峻別できるようになる時、私たちの心は成長を始め、「自分で在る」ことへ自然と向かおうとします。

 

本来の「自在を、生きる。」へ巡り着くことを想い描きながら、おひとりおひとりカウンセリング・心理療法を一緒に作っていきたいと思っています。

大切に想うこと

アクセシビリティ

よく「臨床心理士・公認心理師の専門的なカウンセリング・心理療法はどこで受けられますか?」とお訊ねいただきます。

心理職は意外と身近なところにいるのですが、所属機関(病院や学校など)の窓口から見えない場所にいることも多く、「カウンセリング・心理療法がきっと役に立つんじゃないかなぁ」とお互いに思いながらもなかなか出会う機会がない「近くて遠い存在」となってきました。

当オフィスは専門的なカウンセリング・心理療法とダイレクトにつながることのできる栃木県では数少ない機関の1つです。どうぞお気軽にお問い合わせ・お申込み下さい。心よりお待ちしております。

オーダーメイド

お目にかかりお話に心を傾けるのは、お話を聴くことがゴールなのではなく、その方の体験(感覚や感情や想いや願いなど)のありのままを理解することに努め、適した方法を考え出すためです。

対話を重ねていけば自然と心のテーマが浮かび上がって来て「臨床心理学的な理解(見立て・アセスメント)」が紡ぎ上げられていきます。理解を分かりやすくご説明し、共有しながら進めていきます。

その理解を礎に、精神分析理論に基づくカウンセリング・心理療法を軸にしながら、他の理論の考え方や技法を組み合わせることにより、おひとりおひとりになじみよいカウンセリングをオーダーメイドします。

アレンジメント

「ソファに座っての対話」から「カウチ(寝椅子)に横たわっての自由連想」そして「オンライン」まで、おひとりおひとりの感覚にフィットする方法をご案内いたします。

毎週1回以上の高頻度の「心理療法」から、2週に1回や4週に1回の低頻度の「カウンセリング」、オンデマンドでの「コンサルテーション」まで、その方の状態や状況に合わせ間隔もアレンジいたします。

個人でのカウンセリング・心理療法のほか、少人数でのグループ・カウンセリングやグループ・プログラム(心理教育や自分研究)など、多様なアプローチをご用意しています。